2020年度 夏の学校は終了しました!
ご参加頂きありがとうございました。
皆様のご協力のおかげで初めてのオンライン開催を
無事終えることができました。
全国から242名の方が参加しました。
新型コロナウイルスに関する対応について2020/5/15 更新
夏の学校とは
天文・天体物理若手夏の学校は、天文学・天体物理学を研究する若手研究者のために毎年夏に開催される合宿型の研究会で、2020年度で50回目の開催となります。夏の学校の企画・運営は若手研究者で構成される事務局によって行われており、今年は宇宙科学研究所・国立天文台・天文学教育研究センターが中心となって事務局を担当します。この研究会は若手研究者が自らの手で研究を進めていく力を養うことを目的としています。研究発表を行うと同時に合宿生活の中で同世代の若手研究者と交流し、様々な分野の知識や考えに触れることは将来の研究活動において非常に有益なものになります。
校長のあいさつ
2020年度 第50回天文・天体物理若手夏の学校(以下、夏の学校)の開催に当たり、ご挨拶申し上げます。
夏の学校は天文学・天体物理学を研究している若手研究者が全国から集まり、研究発表をはじめとした議論や交流を行う研究会です。その参加者は300人にのぼり、様々な研究分野やバックグラウンドを持つ同世代の研究者と交流することができます。
参加者の大部分を占める修士課程の学生にとって夏の学校は早いうちから自分の研究内容、成果を発表する貴重な場です。同世代の若手研究者が多いため、発表者は他分野からの聴衆にもわかりやすく発表内容を伝えるという技能を磨くことができ、聴衆は臆せず基礎から質問することができます。
2020年度で第50回の節目となる夏の学校は例年大学院生によって運営されています。運営を担当する大学は年度ごとに異なりますが、近年博士課程への進学率の減少により、年々運営が難しくなっています。その中でも運営メンバーはより質の高い夏の学校を目標に、様々な可能性を検討しています。特に今年度は新型コロナウイルスの影響を考慮し、夏の学校もオンライン開催をすることに決定しました。
修士になって初めて研究会に参加する方、博士課程を修了した方、すでに第一線で働く研究者など、一口に「若手」と言っても様々です。夏の学校はこれら全ての「若手」のための研究会であり、夏の学校をより良いものにするには何より参加者である「若手」の皆さんの協力が不可欠です。より多くの若手の方に参加していただき、皆さまとともにより有意義な夏の学校を作り上げることを楽しみにしています。
最後になりますが、夏の学校は多くの機関や個人の方々の援助によって支えられています。この場を借りて、夏の学校を支援してくださっている方々に御礼申し上げます。
校長 柏田 祐樹
主催 : 天文・天体物理若手の会