夏の学校とは
夏の学校は主に大学院生を中心とした若手研究者の自主的な運営による合宿型の研究会で、今年で40回目の開催となります。この研究会は若手研究者が自ら研究を進める能力を養うことを目的としています。夏の学校は9つの分科会と2つの全体セッションからなり、多くの学生にとって重要な発表の機会であると同時に幅広い分野の知識に触れる数少ない機会でもあります。そして、4日間の合宿生活を通して同世代の若手研究者や招待講師の方々との交流し繋がりを広げることは今後の研究生活において極めて有益なものとなります。
是非夏の学校に参加してください。きっとあなたの研究の、そして人生の糧となるでしょう!
校長挨拶
夏の学校の醍醐味は、何と言っても、若手の集まりだからこそできる忌憚なき意見交換です。研究について、将来について、偶然同じ部屋になったあの人と、飲み会で杯を酌み交わしたあの人と、分科会で発表していたあの人と、語り合う。普段の研究会ではなかなかできないことです。今年の夏の学校は40年という節目の年を迎えます。あなたの指導教官も、学生時代に夏の学校に参加したことでしょう。なんだか不思議な感じがしますし、何よりこのような伝統が40年も綿々と受け継がれてきたというのは感慨深いものがあります。
私たち事務局員一丸となって、有意義な夏の学校を開催するべくがんばって行きたいと思います。とはいえ、夏の学校の主役は、みなさん一人一人です。みなさんの積極的な参加をお待ちしております。一緒に記念すべき第40回夏の学校を盛り上げて行きましょう!
第40回天文天体物理若手夏の学校 校長 石川 遼子
(東京大学 / 国立天文台太陽天体プラズマ研究部)
教頭挨拶
あなたにとって夏の学校って何ですか?発表練習の場?天文学の知識を深める場?同年代の研究仲間を作る場?気になっていたあの娘とお近づきになる場?飲んで騒げる場?ただ一つの正解などありません。夏の学校をどのように定義しどのように活用するかはあなた次第です。我々事務局一同は最低限の場の提供を最大限の努力をもって行ないますが、夏の学校を作り上げるのはそこに参加する人全員です。みんなで楽しく有意義な夏の学校をつくって行きましょう!!
第40回天文天体物理若手夏の学校 教頭 坂田 悠
(東京大学 天文学教育研究センター)
事務局長挨拶
天文天体物理若手夏の学校は今年で第40回という大きな節目の年を迎えます。参加者は年々増加して約400人に迫るものとなり、これ程大きな合宿型研究会は他にもあまり例がないでしょう。この40年の間に業界にも夏の学校にも大きな変化があり、これまでの伝統を引き継ぎ盛り上げていくと同時に、時代に合わせた新たな方向を模索すべき時期にあると考えています。一年でできることには限りがありますが、我々事務局は夏の学校の次の10年を見据えて色々と布石を打つつもりで取り組んでいます。しかし、夏の学校は事務局だけで運営されるものではなく、夏の学校がこれまで以上に発展し続けていくためには参加者皆様一人一人の意識が不可欠です。皆様の御協力をよろしくお願いいたします。
堅苦しくなりましたが、夏の学校が皆様にとって有意義なものでありますように、皆様の御参加をお待ちしております。
第40回天文天体物理若手夏の学校 事務局長 富田 賢吾
(総合研究大学院大学 / 国立天文台理論研究部)